汚部屋を片付けた後に綺麗に保つ方法は?

汚部屋を片付け一度は綺麗にしても、再び部屋を汚してしまう人というのは少なくありません。ここでは、私が実際に汚部屋清掃の専門業者さんにもらったアドバイスを元に、一旦キレイにした部屋をそのまま保つために実践している方法を解説していきます。

ゴミの捨て場所をまず作る

まず最初にしたいのは、それぞれの自治体の分別方法に合わせて、ゴミを集めるゴミ箱をきちんと準備しておくことです。

汚部屋になりがちな人の場合、これが意外とない(ゴミ袋で代用してしまっている)という方は多いもの。

部屋の模様替えのつもりで、綺麗な部屋のうちにまずはゴミ箱をきちんと用意し、ゴミはそこに全て集める、ということから始めましょう。

とにかく意識したいペットボトルの取り扱い

汚部屋女子になる一番の原因とも言えます。

まだ飲むから、飲みかけを捨てるのがメンドウ、分別がメンドウ、そんな理由でついつい放置しがちなゴミNO.1のペットボトル飲料は、汚部屋に戻さない為に最も意識したいポイントです。

具体的には以下を実践しましょう。

  • 自宅の飲み物は燃えるゴミで捨てられるパック飲料にかえる
  • 外で購入したペットボトルは自宅に持ち込まず飲みかけでも外で捨てる
  • ペットボトル専用のゴミ箱を自宅に用意しておく

コツはとにかく自宅にペットボトルを持ち込まない、ということ。便利なのは間違いないペットボトルですが、もう『自分はペットボトルを片付けられないと割り切って』とにかく自宅から遠ざけるのが大事です。

外で購入したペットボトルは、自宅に持ち帰らずにコンビニや自販機の横にあるゴミ箱へ捨てることを徹底。これだけで、かなり汚部屋要素を減らすことが出来ますよ!

持ち帰りの弁当も汚部屋化する邪魔な存在

コンビニ弁当やスーパーのお弁当は、自炊をする時間のない人にとっては大変ありがたい存在。

ですが、残した食べ物は可燃ごみ、容器はプラゴミ、割りばしは可燃ゴミ・・・等々、分別が面倒で買ってきた袋に全部入れて、そのまま放置というのが汚部屋女子の黄金パターン。これを変えなければなりません。

  • 最近増えているコンビニ内のイートインコーナーを利用して、ゴミはその場で捨てる
  • 弁当⇒外食に変える
  • 食べ始める前にスマホでタイマーをセットして、鳴ったら片付ける

女性にとってはコンビニのイートインコーナーや深夜まであいている牛丼チェーンやラーメン屋さんなどは一人で利用するのは少々恥ずかしいものです。

ペットボトルと違い、どうしても自宅で食べるケースもあるでしょう。そういう時は食べる前のアラームを徹底しましょう。

大切なのは『これが汚部屋の第一歩』と自分に気づかせること。私はタイマーにそうメモしています(笑)。

どうしてもダラけてしまう時はありますが、とにかくすぐに片づける意識を持つことができるような環境を自分で整えましょう。

掃除日・時間をスマホアラームで管理

私たち汚部屋住人経験者にとって、最も出来ないことが日頃からのコマメな掃除。

何も意識しないままダラダラと過ごしていると、ついつい部屋にゴミが増えていったり、脱ぎ散らかした洋服がその場に散乱する事態に。

これを防ぐのにオススメなのが『アラーム管理』です。

私がオススメしたいのは2種類のアラームをセットすることです。

  • 毎日夜の1片付け用アラーム
  • 週一or月一の大き目な掃除用アラーム(スマホカレンダーで毎週セット)

毎日の片付けは小さなことを一つだけでOK

私の場合、自由になる時間は夜が多いので、大凡の帰宅時間に合わせて毎日アラームが鳴るようセットしています。

そして、この時の片づけは5分程度で終わるような小さなこと。例えば夜のうちに明日のゴミ出しをする。今食べたコンビニ弁当を片付ける。たまった洗い物・洗濯をする。散らかした洋服を片付ける。溜まった郵便物を整理するなどです。

これらの1つだけ、何かしらの掃除を毎日やるよう習慣づけます

勿論、飲み会などで酔っ払って帰宅するような時はサボってしまうことも多いですけど(笑)。

これを意識するだけで、意外と部屋は散らからないもので、また一度掃除を始めると、2つ、3つくらいはやっとくか、という気分にもなります。

ただ、注意したいのは、きちんと掃除に集中することです。スマホのアラームが鳴ってそれに気づいた後は、一旦スマホを遠くにおいて見ないようにすることも大事

また、サボりがちなよくあるパターンがテレビを見ている最中にアラームが鳴ってしまうこと。20:55、21:55といったように、番組の切れ目にセットしておくと結構サボりを防げますよ!

週一・月一のアラームは掃除機掛けや冷蔵庫整理

このアラームは日曜日に設定しておいて、予備通知を金・土に設定しています(土日休みが基本の為)。

こうするのは、どうしても週末は予定が入ることが多いからですが、金曜日(二日前)のアラームが鳴ったら土日の予定を確認し、そこでしっかり掃除が出来る時間を確認しておきます。

私は金曜日に出来ちゃう場合はそのままやってしまうケースも多いです。

この時するのは掃除機掛け。

床に散らばった洋服やら美容家電なんかの整理も同時に行います。所要時間は一人暮らしの部屋なら30分もかかりません。

ただ、しっかり全ルームやって、床から物を無くすことを心掛けます

床に物がなくなって掃除機をかけたというだけで、部屋ってかなり綺麗になるものですよ。

また、ありがちなのが賞味期限がとっくに切れた食品や調味料を冷蔵庫の中に放置してしまうこと。これが続くと自炊をしなくなり、弁当のゴミが増え・・・という負のループに

週1、月1アラームで、今日は掃除機ではなく冷蔵庫整理!というのも大切です。

これらを定期的に行えるようになれば、もう汚部屋になることなんてありません!

物を増やさないコツ 買い物をする前に捨てる物を決める

汚部屋になりがちな人の特徴として、以下があげられます。

  • 趣味や洋服の買い物が好きで部屋に物が多い
  • 衝動買いをしやすい
  • もう使っていない洋服や家具・家電を捨てられない

部屋を一度キレイにした段階で、整理整頓はできているわけですから、今後気を付けたいのは物を増やさないことと、一つ増やす前に一つ捨てる、を意識することです。

ただ、趣味の物や洋服は中々捨てられないもの。そこで提案したいのが『なんでもいいから買い物前に一つ断捨離』です。

衝動買いしそうになることは誰でもありますが、欲しい物を見つけたら一度だけガマン。一旦家に帰って、新しい物を迎えるために、必要ない物(何でもOK)を一つ捨てて、その上できちんと新しい物を迎え入れる準備をするのです。

こうすることで、部屋の物の数が差し引きゼロに。新しい物を置くスペースを先に準備しておくと、購入後の洋服の収納や趣味の物の飾り付けが『片付けという苦痛』から『楽しみ』に変わるので、是非オススメしたい方法です。

もう汚部屋女子には戻らない!部屋をキレイに保つ方法まとめ

汚部屋になることを防ぐ方法は色々ありますが、要するに大事なことは、

  • とにかく物を増やさない
  • 掃除を習慣づけるためのアラーム活用

この二点です。一度キレイな部屋になると、とっても気分が晴れるものです。その感覚を忘れない内に部屋をキレイに保つ努力をできるかどうかが大切。

私も最初はしつこくなるアラームが鬱陶しくて『もう切っちゃおうかな』と思ったことが無いわけではありませんが、何度も何度もなり続けると無視することがだんだん罪悪感に・・・そして、重い腰をあげていざやってみたら掃除なんて大した作業じゃないことに気づくものです。

せっかく一度は脱出した汚部屋。業者に頼んでお金を払うのだって安くありません。しっかり掃除を習慣づけて、キレイな部屋で新しい生活を満喫しましょう♪