汚部屋、あるいはゴミ屋敷。
そんなことになってしまうのは、単に怠け癖があるというだけではない複雑な事情があります。
傾向として多いのが一人暮らしの女性。孤独感や仕事のストレス、恋人関係のストレス、より深刻な事情……それらによって汚部屋になってしまう方は決して少なくありません。
「そんな状態を放置していてはいけない」
誰もが思う気持ちですが、どうしても片付けられないという方も多いのではないでしょうか。
そんな時はプロの掃除業者に頼むのが一番ですが、ここでは、汚部屋をやっつけると具体的に何がどう変わるのか。是非とも皆さんが前向きになれるような事例を紹介していきたいと思います。
目次
汚部屋がもたらす日常生活への悪影響
まずは汚部屋のデメリットをご紹介します。
睡眠への影響
一度汚部屋を作ってしまうと、寝床の確保すらままならなくなります。
現代人がストレスなく毎日を過ごす為、睡眠の質を高めることは必須と言われていますが、眠活グッズを活かすどころか、不自然な体勢での睡眠を強いられることに……
そうして疲れが抜けないまま毎日が過ぎていき、仕事にも支障が出たりして、更なるやる気の減退に繋がり汚部屋を加速させる悪循環をもたらします。
汚部屋掃除は、大切な休息時間をしっかりと確保するための大切な第一歩です。
帰りたくない家になる悪影響
私が実際にそうでしたが、汚部屋に本当に満足して住んでいる人などいないと思います。本当は片付けたい。でも片付けられない。
すると、自宅が「いたくない場所」になっていきます。
仕事帰りの寄り道が増えたり、外食でお酒を飲みすぎてしまったり、お風呂すら億劫になってくる……生活が荒れる元になります。
自宅が自分にとって快適な場所であることは、趣味や私生活の充実にも繋がりますし心の安らぎにはとても大切な事です。
不衛生・悪臭の影響
最悪のケースでは虫が湧いたりゴキブリが常駐するようになったり……
考えるだけでもおぞましい光景ですが、そうなればもはや自分の健康を害するレベルになってきます。
悪臭に悩まされれば食事や睡眠を満足に取れなくなりますし、害虫が持つ様々な細菌・雑菌によって体が蝕まれていき、お肌は勿論髪の毛や目・口内の健康などあらゆる部分に悪影響をもたらします。
また、美容は決して外見だけでなく、内面の活力も映し出すもの。
毎日疲れ切った覇気のない顔をしている人が、美しい女性に見えるでしょうか。
考えるまでもなく、このような環境が良いわけがありませんよね。
時間の浪費
ふとテレビが見たいとなってもリモコンが見当たらない。
着替えを探すのにもゴミをかき分けなければならず、時間がかかる。
ゴミにまみれた汚部屋で暮らすことは、このような細かい時間のロスを毎日もたらします。
それが、余裕のない毎日になり、趣味の時間を削ったり、朝のお化粧の時間が削られたり……何も良い事はありません。
汚部屋に限らず整理整頓は毎日を充実させるための最初のステップです。
近隣の方への影響
私の場合、少なくとも異臭が外へ漏れだしたりするようなことはありませんでした。
火災などの大きな事故にも繋がる前に汚部屋を脱出できたので、実際に何か影響を与えたということはありませんでした。
しかし、その時思っていたのが
「とにかく家の中を見られたくない!恥ずかしい!」
という気持ち。
カーテンは休みの日の日中でも常に閉めっぱなし。洗濯物も干せないから、全部コインランドリー。
隣人とすれ違うだけでもイヤで、怯えるように常に下を向いている、そんな暗い気持ちでした。
汚部屋脱出後は、カーテンを開けれるだけでこんなに部屋が明るくなるんだ……という当たり前のことに気づき、部屋の中にいるのが苦痛でなくなりました。
隣人の方とすれ違って挨拶をする、なんてことはありませんが、周囲の眼におびえるようなことは少なくとも無くなりました。
分かっているけど抜け出せない そんな自分を許してあげよう
日常生活への影響について、きっと心当たりがあるのではないでしょうか?
そして、そんなこと言われなくても皆さん分かっていると思います。でも自分ではどうにもならないからこうなってしまっているわけで……家族や友人を頼れない頼りたくない、そんな方がほとんどでしょう。
だからこそ、自力で解決しようなんて思わなくていいんです。
実際に管理人である私も汚部屋を脱出するためには自力では無理でした。その為のプロの業者です。
詳細は下記のページをご覧頂きたいのですが、決して業者に頼む事は難しいことではありません。女性ならではの配慮をしてくれる業者もあります。
まずは、今までの自分を許してあげて下さい。その上で、解決のための一歩目を踏み出しましょう。
そして、もしまだ自分で何とかしようという気力があるようなら、下記記事も参考にしてみて下さい。
汚部屋を脱出した私のその後
私はフツーの20代のOLです。仕事とプライベートのゴタゴタが重なり、全てに嫌気がさすようにワンルームの部屋を汚し放題にしてしまいました。
母の来訪を機に業者へ掃除をお願いし、無事汚部屋を脱出することができたのですが、綺麗になった部屋を見て最初に感じたのが入居したての頃のワクワク感でした。
これからの新生活に希望を抱いて一人暮らしを始めた頃の気持ちを不思議と思い出しました。
また、掃除業者さんがアフターケアのあるところだったので、
「次に訪問してくる時まではキレイな部屋を維持しよう」
と、なんとか物を減らすことで頑張る事ができました。
すると……
脱出後一ヶ月後くらいになると、その習慣が染みついてくるんですね。アフターケアはもうありませんが、汚部屋脱出から半年たった今でも当時とは比較にならないくらいキレイな空間を維持できています。
やはり
- キレイな部屋が好きになり、自然と自宅へ帰りたくなった
- 家で過ごす時間が楽しくなった
- 家具の入れ替えもしたので、気分がリフレッシュされた
- 新しい趣味を初めて、その時間を取れるようになった
これらが相乗効果のように、気持ちを前向きにしてくれました。
仕事や恋についてはそう上手くはいきませんが……先日久しぶりにお会いした取引先の方と雑談で私の趣味の話になり
「なんか明るくなったね」
と言われ、嬉しかったです。(年輩の方なので恋には繋がりませんが・・・笑)
少しづつ、自分自身が変わっていっている実感があります。
汚部屋で悩んでいる皆さん。苦しいのはあなただけではありません。そして、キッカケと正しい知識があれば、汚部屋は必ず脱出できます。
具体的にどのように汚部屋から脱出すればいいのか。下記ページでまとめていますので、是非とも一度ご覧になって下さいね。