汚部屋を何とかしたい!!最も手っ取り早いのは掃除業者に頼むことですが、その場合最低でも5~6万円、下手をすれば数十万円かかります。
なんとか自力で片付けるしかない、そんな方向けにお掃除の有効な手順を解説していきます。
目次
まずはこれ以上物を増やさない!
まず最初に大切なのは、現在の汚部屋にこれ以上物を増やさないこと!
洋服や日用品は勿論、日々の食事などにかかる一切を汚部屋掃除が終わるまで一切排除しましょう。
特にコンビニ弁当や飲み物用のペットボトルなどは、ついつい日常のクセで食べ終わり・飲み終わりにその場に放置してゴミが増えがち。
少々お金はかかりますが、食事は外食を徹底し、飲み物も小さいペットボトルは絶対に買わない!
これ以上ゴミを増やすのをまず避けましょう。
どうしても必要な買い物は買う前に一つ捨てる!
とは言え、どうしても必要な日用品などもあるでしょう。
そんな時には、一つ買う前に一つ捨てるを徹底して下さい。
下記で説明するゴミの捨て方などもしっかりチェックしていきましょう。
自治体別のゴミの分別方法を確認
ゴミの出し方、ご存じですか?
ゴミの分別方法、収集日は、自治体によって細かく分かれていますが、ゴミ捨て場に行けば必ず書いてあります。
もしくは、それぞれの自治体名で検索し、まずは曜日と分別を確認し、必ず夜に出しましょう。
汚部屋のゴミ出しは『夜』を徹底
ゴミの出し忘れは汚部屋を形成する大きな要因。
自治体によっては夜間のゴミ出しが制限されている場合もありますが、その多くで20時以降であれば許されています。
朝出そうというのは絶対NG!
時間の無い朝はお化粧や仕事の支度で忘れてしまいがちなので、ゴミ出しは夜!!を徹底しましょう。
室内のゴミの整理
いよいよ室内のゴミ掃除。ですが、すでに汚部屋になってしまっている人にとって、もはや何が何やら分からないような状態になっているケースも少なくありません。
そこで、以下の手順でゴミを切り分けていきましょう
まずはどう見てもいらない日常ゴミから徹底的に捨てていく
汚部屋を自力で片付けるのは一朝一夕では出来ません。まずは出来る所からやっていきましょう。
まずはゴミを集めるスペースを確保して、どこからどう見てもゴミである日常の可燃ゴミ・不燃ゴミ・ビン缶ペットボトルをまとめていきます。
ただし、それも場合によっては量が多すぎて一箇所に固められないでしょう。その場合は、玄関から近いところから一つづつやっていきましょう。
大きな物・粗大ゴミは後回し
捨て方が特殊なゴミ、粗大ごみや家電ゴミなどは、一つ片づけるだけでも手間がかなりかかります。
これらのゴミは全て、後回しにしてOK。
まずは、日常収集で捨てられる可燃ゴミ・不燃ゴミ・ビン缶ペットボトルなどを徹底的に部屋から排除していきましょう
洋服や小物は出来る限り捨てたいが・・・
汚部屋を作ってしまう人にありがちなパターンがとにかく『物が捨てられない人』であることが挙げられます。
汚部屋から日常ゴミがなくなれば、次に整理したいのが洋服や小物類ですが、これらは中々捨てられない人も多いはず。そこでオススメしたいのが以下の方法です。
洋服やアクセサリー類などの小物は、下記の三種に分別しましょう。
1.パッと見ていらないと判断出来るもの ⇒ これは捨てましょう
2.捨てるかどうか迷うもの ⇒ 『保留として分類しまとめて置いておく』
3.絶対必要な物 ⇒ 『必要な物・普段使いの物として整理整頓』
ここでポイントとなるのは、2番の捨てるかどうか迷うもの。これを日常で使っている必要な物と同じ場所に置かないことです。
そして、保留した物は一箇所に固めておくのです。
洋服であれば季節の物もありますが「もうしばらく着ていないなぁ…」というものは一旦保留し、それらを衣装ケースなどに一つにまとめておきます。
そして、ケースに1年後の日付を書いておきましょう(紙を貼り付けてもガムテープ等の上でもなんでもいいので目立つように書きます)。
その日付が来た時に、その衣装ケースを一度も使用していなければ、それはあなたにとってもう必要のない物です。
その時点で、捨てるようにしましょう。
ここまで出来たらあと一息!最後に粗大ごみや家電を捨てる
日常ゴミの排除、衣類などの整理整頓まで出来たら汚部屋退治はほぼ完了しているも同然!
しかし、家具・家電は多すぎると部屋のスペースを無駄に使い、整理整頓を妨げます。
汚部屋掃除の過程で出てきたそれら家電や家具は、洋服・アクセサリー類などと同様に
- 捨てる物
- 保留して一箇所にまとめておくもの
- 必要な物
と分類し、保留した物には日付を書いておきましょう。
家電や家具は売れるものは売却してお小遣いにしよう
仕分けをした上で不要な物は、出来る限りお金にかえたいところ。
一人暮らしの女性の場合、車を持っておらず運べない方も多いと思いますが、今はこれらの家電や家具の買取に自宅まで引き取りに来てくれる出張サービスがありますので、それらを賢く利用しましょう。
・ハードオフ
・トレジャーファクトリー
・リサイクルシュップ家電王
・買いクル.com
・高く売れる.com 他
また、この時買取価格に拘ることはあまりオススメしません。その労力を割けるだけのエネルギーがあれば別ですが、まずは汚部屋から物を無くすことを優先していきましょう。
粗大ゴミや家電ゴミはどうやって捨てる?
これらのゴミの出し方は各自治体によって決まっているので、下記ページから物品ごとの捨て方を確認してください。
尚、ごみ回収の業者を利用するのはちょっと待った。
買取サービスと違い、自宅まで来てくれるゴミ回収は有料の上、かなり高額の処理費用を取られるケースも少なくありません。
悪徳とも言っていい業者も存在するため、もしもそんな業者に当たってしまったらせっかく汚部屋から脱出できそうなところで、またイヤな思いをするハメに・・・。
出来る限り、友人や家族の手を借りて、自力で処分するのが望ましいです。
どうしても誰かに頼れない、といった場合には、管理人である私がが実際に汚部屋掃除を依頼した業者さんでしたら、女性の一人暮らしでも安心してお願いできるところなので、下記まで相談してみることをオススメします。
⇒ 参考記事:私が汚部屋を脱出するまでの体験記
最後に痛んだ床や臭いの元を徹底掃除
汚部屋も程度によっては、コバエやゴキブリのような害虫の発生、腐った生物や漏水による床の腐食などが起きている場合があります。
これらの退治は最後の仕事!あと一息、頑張りましょう!
害虫駆除は薬局が強い味方!!
すでに発生してしまっている害虫に関しては、薬局に行けば様々な害虫退治用品が売っています。
ただ、ゴキブリ退治、コバエ取りなど、種類によって効き目がある物、ない物がありますので、あまり目を向けたくない記事ですが、我慢して下記を参考にしてみて下さい。
見えないところに卵が……掃除・除菌も頑張ろう!
生ごみを始めとする害虫のエサになるようなゴミをしっかり片付けていけば、害虫は自然と減っていきます。
ただ、見えないところに大量の卵などが産みつけられていたりすると、退治しても退治しても湧いてくる、なんて恐怖の事態も。
ゴミ箱の下などの普段見えない隙間にこういった卵があるケースも多いので、一度部屋全体を徹底的に掃除しましょう。
除菌・召集用の小道具をホームセンターや薬局などで購入しておくと掃除もはかどりますよ!
壁や床の腐食は放置しないようにしよう
長期間汚部屋だった場合、壁や床にシミ・腐食が起きている場合もあります。賃貸の場合には、これらを見つけたら正直に管理会社へ連絡をしましょう。
補修やハウスクリーニングにお金はかかりますが、こればかりは自分の責任なので仕方ありません。
そして、これを放置しておくと、最悪のケース床が抜けたりしてより大きな損害賠償になってしまうケースも。衛生面でも良くありません。
管理会社が手配するクリーニングの業者は、必ずしも安価とは言えませんが、賃貸の場合、しっかり報告することは借主の責任です。
どうしても高いと感じた場合には、その旨を伝え、自力でクリーニング・補修の業者を探しましょう。
祝・脱汚部屋!大切なのはその後
一念発起して、何とか汚部屋を脱出できたとして、大切なのはその後です。綺麗なお部屋をしっかりキープできなければ意味がありません。
実際、汚部屋になる方というのは、一度脱出しても元に戻りがち。
最後に、二度と汚部屋を作らないための心構えをお伝えします。
たった一つのルール ゴミ捨て曜日を1日だけ作ろう
日常生活の中では、毎日掃除をするのは大変なことです。
そこで、1週間の内、1日だけでいいので、ゴミ掃除をする日をルールとして決めて下さい。特に日常ゴミについてはこれを徹底しましょう。
そして、その日以外はだらしない自分を許してあげて下さい。
また、ルールを達成した時のご褒美を自分で決めておくのも効果的です。(掃除をしたらスイーツ解禁、など)
物を増やさないことも勿論大事
汚部屋を作ってしまう人は、基本的に物が捨てられない人。
3つの分別ルールの『保留』ゾーンも物があまりにも多すぎると保管場所すらままならなくなります。
女性の場合、特に洋服などはその最たる例。
物は増やさないことを心掛けるとともに、1つ買ったら『保留ゾーン』の中から一つ捨てる。
これを徹底できれば、もう二度と汚部屋を作る事はないでしょう!
汚部屋からの自力の脱出 まとめ
- まずは日常ゴミから退治していく
- コンビニ弁当一つも家に持ち込まない
- 捨てる・保留・キープ、の3分別を徹底する
- 1週間に1日だけゴミ片付けの日をルール化する。
- 自分へのご褒美も忘れずに
私の場合は、掃除業者を頼んで片付けてしまいましたが、アフタールールは業者さんから頂いたワンポイントアドバイスです。
お陰様で汚部屋脱出後半年たった今でも部屋はかなり綺麗なままをキープできています。
汚部屋は衛生面だけでなく、心身の不健康に繋がり、日常の全てに負のループを生んでしまうもの。
汚部屋に悩み、今もしこのページを見て下さっている方なら、もう汚部屋脱出への第一歩目を踏み出している証!絶対に汚部屋からは脱出できます。
是非とも汚部屋から抜け出して、今後の生活を良いものにできるよう応援しています!!