汚部屋が原因で起こった火事・事件の実例

どうしても片付けられない汚部屋。住んでいる自分自身がいいなら・・・そう考えてしまう方も多いかと思いますが、汚部屋を放置していると火事になってしまったり、隣人とのトラブルで死傷事件が起こったり・・・。決して良い事はありません。

ここでは、実際に起きた事件についてまとめてみました。

2015年 愛知県豊田市で起きたゴミ屋敷からの出火

25日午後6時40分ごろ、愛知県豊田市保見ケ丘1の男性宅から出火。

隣接する民家にも延焼し、木造2階建て住宅2棟が焼けた。男性宅は屋外にまでゴミがあふれる「ゴミ屋敷」として近隣で知られ、市が7月から対策強化に乗り出していた。

男性のほか、住人は逃げて無事だった。愛知県警豊田署が出火原因を調べている。

同署によると、男性は出火後「家が燃えてしまった」と近くの交番に駆け込んだ。その後、西隣の家に延焼したという。

市によると、男性は2003年ごろから近くのゴミ集積所からゴミを持ち帰るようになり、10年と13年には行政代執行でゴミ計72.5トンを撤去した。その後もゴミがあふれる状況が続き、市は7月、庁内11課で構成する対策チームの結成を決めていた。【駒木智一】

毎日新聞より引用

この事件の出火原因は、『蚊取り線香を使ったら燃え移ってしまった』というものです。

ゴミ屋敷になると、蚊だけでなく、コバエやゴキブリなど様々な害虫が発生しますが、根本原因であるゴミを放置したままいくら蚊取り線香を炊いたり殺虫剤を撒いたところで、効果は一時的なものにすぎません。

2016年 福島県郡山市で汚部屋から出火 住人の男性が死亡

こちらは2016年の10月11日に起きた火災で、住人の方が亡くなってしまいました

「郡山のごみ屋敷」は全国的にも報じられ、3月末には市が行政代執行によるごみの強制撤去が行われた。東北地方の地元メディアによる当時の報道では、ごみ屋敷問題での条例に基づく強制代執行は京都市に次ぐ全国2例目だった。

撤去時には「火事が心配だったので、ホッとしている」という近隣住民の声も報じられたが、TBSニュースは近所の人の話として、その後もごみが集められていたと伝えている。まさに懸念が現実になってしまった。

出典:https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/604038/

以前から懸念されていた火事が現実のものとなってしまい、一人の命が奪われた悲しい事件です。

2017年 福島県いわき市で汚部屋が出火 国道6号線が大渋滞に

2017年3月6日、78歳の男性が住むゴミ屋敷から火災が発生しました。幸い、住人の命は無事だったものの、国道6号線沿いに面した家からの出火で目の前の道路は車線規制に。大渋滞を巻き起こし、多大な迷惑をかけてしまう結果となりました。

ごみ屋敷片付け女性に激高 障害容疑で逮捕された事件

いわゆる「ごみ屋敷」を片付けに来た女性の服をつかみ引っ張るなどしたとして、愛知県警中署は21日、住人の名古屋市中区松原2、無職、相沢秀行容疑者(61)を暴行容疑で現行犯逮捕した。相沢容疑者は、大量の空き缶や衣類、食器などを自宅から道路へあふれ出させているとして、市や警察から何度も警告などを受けていた。

出典:https://mainichi.jp/articles/20171122/k00/00m/040/099000c

隣人トラブルの一種とも言える事件です。2017年11月21日、片付けにきた女性に対して、激高した住人の方が暴行し、逮捕されてしまいました。

片付けにきた女性はNPOの方。善意の方に対してこのような行動に出てしまうところに、住人の方の荒んだ心が伺えます。

隣人トラブルから殺人・立てこもり事件に

2012年10月10日に立てこもり事件として世田谷で起こった殺人事件です。

当時86歳の男性が、向かいに済む汚部屋の住人である61歳の女性を刺して殺害、その後女性宅に立てこもり、自殺をしてしまいました。

女性が大量のネコを放し飼いにしており、ゴミがあふれる家だったことから向かいの男性と度々トラブルになっていたようで、その結果、このような凄惨な事件へと発展してしまいました。

峯岸みなみさん 放置していたペットボトルが爆発

事件にはなっていませんが、元AKB48の峯岸みなみさんがツイッターで自身の部屋のペットボトルが爆発してしまったとツイート。

ペットボトルの中に放置された飲料が腐って発酵し、ガスが膨れ上がるとこのように爆発してしまうこともあります。

部屋が汚れることは勿論ですが、爆発した際のペットボトルの破片が目に入ったりでもしたら・・・おめでとう!なんて新成人を祝っている場合じゃありません。

汚部屋放置は時に命の危険も!今すぐ対処しよう

これ以外にもゴミ屋敷・汚部屋が原因で起きた事件・事故・火災は数知れません。もしも、あなたが汚部屋の住人で火災を起こしてしまった場合、重過失が認められれば家を失うばかりか、借主・近隣への多額の損害賠償責任を負うことにもなります

また、実際の事例のように命を落としてしまう危険性すらあるのです。

汚部屋はどう片付ける?自力?清掃業者を使う?

汚部屋は自力で片付けようと思ってもすぐになんとかなるものではありません。自力で片付けようという意思がある方はまずは下記記事を参考にしてみて下さい。

汚部屋を自分で掃除にするには?どこから?どうやる?

ただ、本来汚部屋になってしまう方というのは、社会からの孤立であったり、仕事や人間関係での躓きなどから鬱になってしまったり、はたまた何らかの精神疾患を抱えている、なんてケースが少なくありません。

決して本人だけが悪いということは無く、汚部屋になってしまうのには原因があるのです。

そんな状態に陥ってしまっている方が、自力で片付けるのは本当に難しい事です。そういう時は是非とも汚部屋清掃専門の業者を頼って下さい。

下記では、私が実際に汚部屋から抜け出した体験談を交えて、業者選びのノウハウを記していますので、是非とも一度参考にしてみて下さい。

汚部屋を業者に依頼したい方はコチラ!実際の体験談をまとめてみました